自転車と鉄道

2012.01.07

鉄道には1種の哀しさがある。それが線路の上を進むものである限り、レールから外れたところを走るわけにはいかない。鉄道車両は、定められたレール上を進むよりほかに道はない。そういった明瞭な限界があるところが、もしかしたら、人力でしか進めぬ自転車と同じように、詩情に結びついているのかもしれない。いずれにしても、自転車と鉄道には何か共通分母的なものがあり、それが証拠に、サイクリストには「鉄分の多い人」すなわち、鉄道好きの人、いわゆる鉄ちゃんが多いのである。

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私など、長距離のツーリングの途中であっても、ローカル線の駅に立ち寄って様子を眺めることはしょっちゅうあるし、スローなサイクリングであれば、ほとんど鉄道路線に寄り添うようにルートを探すのもまれではない。気をつけなくてはならないのは、ローカル線を中心に、中には警報機などの類が一切ない踏切があるということだ。これは都市部で警報機つき踏切に慣れている人がむしろ危ない。私自身も、駅のすぐ横にある警報機なしの踏切で、駅を出発したばかりで静かに走り始めた列車が来ることを失念して、踏切の手前で警笛を鳴らされてはっと驚いたことがある。くれぐれもご注意を。




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