タキシードだ正装だと言っても、あくまでも船旅というお遊びの世界の話であって、皇室のお招きでもなんでもない。堅く考える必要はないのだから、そのお遊びのパーティのふんいきを盛り上げるコスチュームがいちばんなのである。彼ら外国人、特にアメリカ人の服装を見てもふざけた正装が結構見つかる。交通標識模様のプリント生地でタキシードを作っていたり、東洋風浮世絵柄の陣羽織を改良したイヴニングなど着ている人もいる。船
船旅というお遊びの世界の話... の続きを読む
「御所」には幾つも御門があって、特別な日以外はいつでも自由に中に入れる。特別な日、というのは多くはVIPがやって来ているときで、その際は全ての御門に警備の警察官が配され、やたら厳しい検問を受ける。以前はそれほど厳しくはなかったのが御所の一隅に和風「京都迎賓館」なる施設が出来てから、頻度も増え、警備も厳しくなったようだ。京都に住まうものにとって、我が庭同然の憩いの場には少ながらず不似合いな施設なのだ
「京都迎賓館」が出来る... の続きを読む
「私どもも開業して一年ですから、作っている段階と言っていいでしょう。これから採用するスタッフにも、一緒に作り上げていきたいという意識がほしいですね。「自分だったら、こういうことをしてみたい」というアイデアが出てくるかどうか、そういうところも採用の上で見極めのポイントになってきます」では、仮に何か問題が起きたとき、経験の浅いスタッフに十分な対処ができるのだろうか。「大切なことは、経験の有無よりも、担
担当者がホテル側の立場を捨てられるかどうか... の続きを読む
鉄道には1種の哀しさがある。それが線路の上を進むものである限り、レールから外れたところを走るわけにはいかない。鉄道車両は、定められたレール上を進むよりほかに道はない。そういった明瞭な限界があるところが、もしかしたら、人力でしか進めぬ自転車と同じように、詩情に結びついているのかもしれない。いずれにしても、自転車と鉄道には何か共通分母的なものがあり、それが証拠に、サイクリストには「鉄分の多い人」すなわ
自転車と鉄道... の続きを読む
東海道、中仙道といった横綱級の旧街道は、いわば古のスーパーハイウェイ。その道筋の多くは都市化され、旧道を辿ると、頭上に高速道路や4車線のバイパスが通っていたりで旧道というイメージからはけっこう落差があることも少なくない。それもそのはずで、古のハイウェイは、今や物と人の流れる大幹線となっていることがほとんどだ。しかもそれは単一の道路ばかりではない。私の住んでいる静岡県を例にとると、昔東海道と呼ばれた
支線的、亜幹線的な旧道に良い面が残されている... の続きを読む